怒り・たかぶり・疑いといった性質の者が死後ここに落ちて争いをする
生前に悪業の多い者が死後に人間以外の生き物に生まれ変わって責めを受ける世界
強欲者が行く世界でここに落ちた亡者は飲食も出来ずに飢えと渇きに苦しむ
生前に悪業を重ねた者が
死後にその報いを受ける世界
人間界の上にあって最も優れた
果報を受けた者が住む世界
年忌法要とは、祥月命日に営まれる追善供養です。
追善とは、故人が極楽へ無事に行き幸福になれるよう、家族・親族・知人等が善い事を追い行うという意味です。
仏教では、死後、生前の罪により六種類の世界のいずれかに転生し、これらの世界で生死を繰り返すという「六道輪廻」の基本理念があります。
六道とは「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天界」です。
故人がどの世界に転生するのかは節目ごとに審理が行われます。審理には閻魔大王をはじめとする冥土の裁判官である十人の王(十王信仰)が行い、故人の弁護人として阿弥陀如来をはじめとする十三人の仏様(十三仏信仰)がいます。
その審理の日が年忌法要であり、遺族が追善供養を行い徳を積むことで、故人の審判を有利にしてもらうのが年忌法要の持つ意味合いです。
年忌は一周忌・三回忌・七回忌〜五十回忌までの種類があります。
また供養には2通りあります。
ひとつには法供養という心の供養です。お経をあげたり、説教を聞くという供養です。
もうひとつは事供養です。これは形のある供養のことで、お花やお供え物を供える供養です。
この法供養と事供養のことを併せて略した言い方がいわゆる法事というものです。
尚、解釈は宗派により違いがありますので、詳しくは御僧侶様にお尋ねください。